MSAS(WAAS)とは?

| 従来のGPS測位では衛星位置誤差・時刻誤差・電離層伝搬誤差により測位に誤差を生じていましたが専用の静止衛星からの補正データを利用した高精度の測位システムで、この総称を静止衛星型衛星航法補強システムSBAS(Satellite-basedAugmentation
Systemエスバス)と呼びます。 このうち、米国ではINMARSAT(インマルサット)を利用した広域補強システムをWide Area Augmentation System の略でWAAS(ワース)と言います。 日本ではひまわりの後続機である運輸多目的衛星MTSAT(エムティーサット)を利用した衛星補強システムMSAS(Multi-functional Transport Satelliteエムサス)が運用される予定です。 又、欧州ではEGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service イグノス)と呼ばれています。 |

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特徴 1.高精度の測位 地従来のGPS測位では衛星位置誤差・時刻誤差・電離層伝搬誤差により測位に誤差を生 じていましたが、地上に配備した監視局で得たGPSデータをもとに中央制御局から専用の静止衛星を経由して補正データを受信することにより高精度の測位が可能となります。 2.広範囲の受信が可能 いままでのDGPSでは補正データを受信できなかった場所でもGPS衛星と静止衛星が受信可能な場所では何処でも利用可能。 3.安価で小型 静止衛星とGPS衛星の電波が同じ周波数である為従来のGPSアンテナを使用することができ、従来のDGPSに比較し小型で安価となります。 |
| 運輸多目的衛星に関する記事 |
| 2007.9.27(神戸航空衛星センター) |
運輸多目的衛星用衛星航法補強システム(MSAS)信号の送信について平成19年 9月27日国土交通省航空局では、航空機がGPSの測位情報を利用して安全に航行できるようにするため、運輸多目的衛星用航法補強システム(MSAS:MTSAT Satellite-based Augmentation System)の整備をすすめて参りました。MSASは、地上に設置された受信局でGPS信号を受信し、信号に含まれる誤差を補正するためのGPS補強情報を作成し、赤道上空3万6千qの軌道上にあるMTSAT(Multi-functional Transport Satellite)を経由して航空機に提供する航法システムです。 MSASが生成する補強情報には、GPS衛星自身に起因する誤差を補正するための情報、GPS衛星からの信号が電離層を通過する際に発生する遅延誤差を補正するための情報、及びGPSと同様な測距情報などが含まれており、これらを利用することでGPS測位の精度・安定性・信頼性が飛躍的に向上し、極めて高い安全性が要求される航空機運航においても主要な航法手段として利用することができるようになります。 平成17年2月26日にMTSAT-1Rが、平成18年2月18日にはMTSAT-2がそれぞれH-UAロケットにより打ち上げられ、所定の静止軌道に投入されました。MSASはこれら2つの衛星から試験信号を送信しながら、性能が最大限発揮できるようシステムの最適化を図るとともに、MSASが生成するGPS補強情報が所要の性能、安全性を満足していることを確認するために様々な試験をかさねてきました。 これらの試験はすでに完了し、MSASが提供する情報を航空機が安全に利用できることが確認されました。その後運用開始に向けて必要な手続き等がすすめられた結果、平成19年9月27日に試験信号から正式な信号への切換を行い、MSASの供用を開始しました。 |